わざい!元気じゃなあ!2
台風14号の勢いが止まりません。本校は南界校区の避難所になり二日目です。現在33名の方が避難してきて一夜を過ごしています。
昨日の正午12時くらいに心配で早々と避難してきた方,自宅にいたが海が近く,荒波の音が近づいてきて心配になり,昨夜12時過ぎに消防団の方や役場総務課の方など,様々な方の協力をいただいて避難してきた方…事情は様々です。
そんな中,「ああ,懐かしい。小学校の時の先生が厳しくてね。ピアノを弾かされたわ。ローレライだったかな。」と87歳のおばあちゃんがスッと昭和32年南界校区からの寄贈ピアノに座り,弾き始めました…。何というインテリジェンス。何という教養…。そして何という可愛らしさ。こういう感覚は絶対AIでは浮かびません。素晴らしいです。「わざい!元気じゃなあ!(種子島弁のつもりです。)」
外は大荒れ,暴風雨ですが,皆さんは不安を抱えながらも食べ物を分け合ったりテレビを移動したりと,役場からいらした3名の方と共に工夫しながら過ごしてらっしゃいます。南界消防団の方,町長様をはじめとする役場の方々,校区長…たくさんの方も訪問して励ましてくださっています。
こんな時に不謹慎かもしれませんが,見ていて「限界状況での心のつながり」を目撃していると感じています。
ここで一句「台風が 心を一つにつなぐ 夜」
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