複式学級の指導を目指して
3年生の子供たちが算数の授業をしています。来年度の3・4年複式授業に向けて,黒板前にガイド役の女の子が立っています。課題は「1㎏=1000gです。0.1㎏=?g」というものです。
子供たちの中に「100g」と書く子がいました。発表の時,「0.1㎏は100gです。皆さんどうですか。」といいました。他の子は「いいと思います。」と言いました。でも,発表を聞いても何も書けなかった子もいました。
先生は「どうして,なぜそう思ったのですか。」と「問い返しの発問」をしました。すると発表した子は「0.1が10個で1です。100が10個で1000です。だから100gです。」と言いました。しかし,何も書けなかった子は白紙のままです。先生が近くに行って説明し,理解していました。
その子が「どうしてですか。もう一回お願いします。」とか「よく聞こえませんでした。もう一回説明してください。」と言えたらよかったかなと思っています。なぜなら来年度は複式学級です。先生が傍にいないことの方が多いからです。子供同士の関わりが大切になってきますね。
来るべき複式学級に向けて,着々と準備を進めています。
ここで一句「春寒くとも子ら熱き学びかな」
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