条件を揃える
写真は3年生の理科です。「問い」は「砂糖と塩はどちらが重いでしょうか。」というものです。
子供たちが学んだ手順としては「①砂糖と塩をそれぞれ同じ入れ物に山盛り入れる。」「②入れる途中で,トントンして隙間をなくす。」「③割りばしで,すり切りにして表面を平らにする。」「④まず手で持って比べてみる。」「⑤電子はかりで測る。」…というものでした。
この学習,実は,後の学年の理科に対して大変重要な学びが含まれています。それは何かというと,「比べるときには必ず条件を揃える」ということです。理科の実験といえば,例えば「ジャガイモの葉は日光に当たるとでんぷんを作るかどうか。」とか「豆電球とダイオードはどちらが長い時間点灯し続けるか。」…など,比較のものが多いのです。
本校の課題は「実験の手順や分かったことなどを言語化する力が低い」ということです。その入り口に立つ大切な学習の一コマでした。
ここで一句「実験を 言葉で説明 悩む冬」
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