「意」味
6年生が真剣に卒業式の歌を練習しています。歌の指導の場合,歌詞理解を大切にしています。
歌詞に「意味のない いさかい~」とありました。まずは「いさかい」とは何か。子供たちには「争いやケンカである」ことを教えます。
そして「意味がない」というこの文。最近様々な対話の場面でよく耳にする言葉です。「せっかく準備したのに,意味がなかった。」などと使われることがよくあると子供たちから出ました。この文面だと「準備に苦労した思いまで否定された」ように感じます。
そこで「意」という漢字を改めてよく観察すると,漢字の中に「心」があります。「下心」ではありません…。ははは。つまり先ほどの文面は「せっかく準備したのが無駄にはなったが,あらかじめ準備しようとした優しい心はあります。」ということになります。「せっかく準備したけど意味(心)がある」ですね。ははは。理屈っぽいですね。
「意味のないいさかい」=「心のない争い」ということになるのです。
子供たちは大変真剣に説明に聞き入っていました。子供たちってこんな話,好きなんですかね。
ここで一句「春時雨意味は心の味と読む」
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