意図的・計画的であること
一年生が説明文を書いています。「魚の隠れ方」を学んでいます。
学習としては①教科書に掲載されている海洋生物の様々な「隠れ方」を,文の構成を理解しながら読みます。②文の構成としては「問題」「何が」「どのように」となります。例えば「問題:海の生き物はいろいろな隠れ方をします。何がどのように隠れるでしょうか。」「何が:タコはどのように隠れるでしょうか。」「どのように:タコは周りの色に合わせて自分の体の色を変えます。」…などです。
この文章に倣って,子供たちは自分が図鑑から選んだ生き物の隠れ方について調べて必要なところを抜き出して書き写します。「読んで」から「書く」学習です。
子供たちは図鑑からいろいろな隠れる生き物を選びます。この時,図鑑といっても色々ありますが,担任の先生が「教科書に紹介されている一年生の学習履歴に沿った図鑑」を,図書司書の先生に事前に購入依頼して準備していました。このように,授業とは意図的,計画的につくられるものなのです。単元名をつけるとするならば「海のかくれんぼ」でしょうかね。
ついでに書いておきますが,まだ習っていないカタカナがある一年生。海の生き物の名前はカタカナが多いです。子供たちはやがて来るであろうカタカナ学習に向けて強烈な必要感をもつこととなります。これも担任の先生の「意図」なのです。
ここで一句「運動会 終わり静かに 考える」
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