多様性
5年生が「約数」を学習しています。「約数が分かる」とはどういうことでしょうか。
例えば「36の約数は何ですか。」と問いがあります。「1.2.3.4.6.9.12.18.36」と答えられれば「分かっている」ということになります。
では「18個入りの飴が2箱あります。同じ数ずつ飴を袋に入れて分けます。二番目に多い人数で分けるには,何個ずつ分ければよいでしょうか。」と問いがあります。これを考えるには「あめは18個入りの箱が2箱あるから全部で36個ある。分けられる人数は,36の約数なので1.2.3.4.6.12.18.36人である。」「二番目に多い人数は上から数えて18人である。」が答えになります。これに答えられると「36の約数が分かっている」ということになります。
さて,前者と後者はどちらも「36の約数が分かっている」と言えますが,理解の深まりという点ではどうでしょうか。後者は「36の約数を活用して」いますね…。
このように,一つの事象を多様な角度から再点検することは大切です。多様性は理解が深まるのです。従って,多様な意見を話し合うことは対象への理解が深まるということになりますね。
ここで一句「分かったよ ほんとにそうか 鰯雲」
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