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中種子町立南界小学校

〒891-3606            鹿児島県熊毛郡中種子町坂井3530番地                Tel 0997-27-9009            Fax 0997-24-6009

2022年10月 7日 (金)

多様性

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 5年生が「約数」を学習しています。「約数が分かる」とはどういうことでしょうか。

 例えば「36の約数は何ですか。」と問いがあります。「1.2.3.4.6.9.12.18.36」と答えられれば「分かっている」ということになります。

 では「18個入りの飴が2箱あります。同じ数ずつ飴を袋に入れて分けます。二番目に多い人数で分けるには,何個ずつ分ければよいでしょうか。」と問いがあります。これを考えるには「あめは18個入りの箱が2箱あるから全部で36個ある。分けられる人数は,36の約数なので1.2.3.4.6.12.18.36人である。」「二番目に多い人数は上から数えて18人である。」が答えになります。これに答えられると「36の約数が分かっている」ということになります。

 さて,前者と後者はどちらも「36の約数が分かっている」と言えますが,理解の深まりという点ではどうでしょうか。後者は「36の約数を活用して」いますね…。

 このように,一つの事象を多様な角度から再点検することは大切です。多様性は理解が深まるのです。従って,多様な意見を話し合うことは対象への理解が深まるということになりますね。

 ここで一句「分かったよ ほんとにそうか 鰯雲」

2022年10月 6日 (木)

太陽の動き

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 耕運機で花壇を耕していました。すると「ん?。」 踏みそうになりました。3年生の理科実験「太陽の動き」です。

 皆さんご存じの通り,太陽は東から登って西に沈みます。それを具体的に目で確認して記録します。太陽と影は反対なので当然影は逆に映っています。

 なんとなく可愛い実験風景です。皆さんも小学生の時にこの実験をしましたか。

 かわいいなぁ。小学生。のどかな秋になってきました。安納芋も売り出されていますね。幸せです。

 ここで一句「太陽の 動き調べる 秋の子ら」

2022年10月 5日 (水)

相互扶助(そうごふじょ)の精神

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 本校のPTAのOBの方が,本校のロータリーの砂利をならしてくださっています。以前「少しロータリーが運転しにくいようですね。時間があるときにならしておきますよ。」と言ってくださっていました。

 本校が避難所になった時の倉庫を作る作業の中で,フォークリフトを使っていたついでに,このようにボランティア活動をしてくださいました。ちなみにこのフォークリフトで本校のゴミ捨て場の整理作業もしてくださいました。

 つくづく学校というところは「相互扶助(そうごふじょ)の精神で成立しているのだな」と思っています。感謝の念にたえません。ありがとうございました。今後も南界小学校は,皆様の期待にこたえるべく頑張ってまいります。

 ここで一句「秋の風 心さわやかに ボランティア」

2022年10月 4日 (火)

観察

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 6年生が理科の授業を行っています。

 前回の学習で地層見学をしました。化石さがしもしました。そこから持ってきた岩を観察します。

 「れき がかたまったれき岩」「砂が固まった砂岩」「どろが固まった泥岩」…。実際に触りながら確認しています。種子島は海に囲まれていますので,水のはたらきでつくられた地層が多いです。

 子供たちは凄く長い時間かけてつくられた地層をじっくりと学習しています。

 こごて一句「秋風は 昔も吹いて 化石掘る」

2022年10月 3日 (月)

異国の民話

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 今朝は全校朝会で,今,話題になっているウクライナについて話し合いました。

 世界地図を提示して日本の場所,そしてウクライナの場所を確認しました。子供たちはそれぞの国の場所を把握していました。感心です。

 そしてウクライナ民話「てぶくろ」を,6年生の女子に読み聞かせしてもらいました。落ちていた手袋に「ネズミ」「かえる」「うさぎ」「きつね」「おおかみ」「いのしし」「クマ」の順で住んでいきます。読んでいると「てぶくろが破れるのでは。もう断ればいいのに。」などと思いますが,話の中では順序よくみんな仲よく生活していきます。

 この「順番に住んでいく,順番に譲り合って協力していく」というテーマはロシア民話の「大きなかぶ」と同じです。教科書に載っています。子供たちはそれに気付きました。共通性があります。

 最後に「ウクライナ国歌」を聞きました。ある先生は「歴史の重みを感じました。涙が出ました。」とおっしゃっていました。

 子供たちが世界に目を向けるきっかけになればと思っています。

 ここで一句「民話読む 秋の読書に 異国知る」

2022年9月30日 (金)

意図的・計画的であること

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 一年生が説明文を書いています。「魚の隠れ方」を学んでいます。

 学習としては①教科書に掲載されている海洋生物の様々な「隠れ方」を,文の構成を理解しながら読みます。②文の構成としては「問題」「何が」「どのように」となります。例えば「問題:海の生き物はいろいろな隠れ方をします。何がどのように隠れるでしょうか。」「何が:タコはどのように隠れるでしょうか。」「どのように:タコは周りの色に合わせて自分の体の色を変えます。」…などです。

 この文章に倣って,子供たちは自分が図鑑から選んだ生き物の隠れ方について調べて必要なところを抜き出して書き写します。「読んで」から「書く」学習です。

 子供たちは図鑑からいろいろな隠れる生き物を選びます。この時,図鑑といっても色々ありますが,担任の先生が「教科書に紹介されている一年生の学習履歴に沿った図鑑」を,図書司書の先生に事前に購入依頼して準備していました。このように,授業とは意図的,計画的につくられるものなのです。単元名をつけるとするならば「海のかくれんぼ」でしょうかね。

 ついでに書いておきますが,まだ習っていないカタカナがある一年生。海の生き物の名前はカタカナが多いです。子供たちはやがて来るであろうカタカナ学習に向けて強烈な必要感をもつこととなります。これも担任の先生の「意図」なのです。

 ここで一句「運動会 終わり静かに 考える」

2022年9月29日 (木)

福祉体験学習

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 写真は子供たちがお年寄りの体験をしているところです。手足の動きにくさ,視野の狭さやものの見え方の違い,杖を使った歩き方…。名付けて「老人疑似体験」。

 子供たちは「うわっ!動きにくい。」「ほとんど見えないな。」などと驚きを口にしていました。そしてその後,車椅子体験です。右に曲がるには右を抑えて左を回す。左に曲がるには左を抑えて右を回す…。なかなか慣れないようでした。

 今後,少子高齢化がさらに進み,需要が高まる介護の仕事を経験する,大切な学習でした。

 ここで一句「見えにくし 老いの体験 トンボ舞う」

2022年9月28日 (水)

生活からの学び

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 2年生が国語の学習をしています。「仲間分けのことば」という学習内容です。板書にもあるとおり「うごき」という一括りの言葉の中に「走る,ジャンプする,踊る,食べる…」といった言葉たちが含まれます。

 先生が「【動物】の仲間の言葉を書きましょう。」とおっしゃいました。子供たちはすぐに自分の家で飼っている動物を書こうとしました。すると先生が「犬,猫,亀」と先に書きました。そして「自分の家で飼っている動物は書いてはいけません。」とおっしゃいました。子供たちは「ああああ,やられた。」という表情でした。

 このように子供たちの生活に根差した学習が小学校ではメインになります。自分の生活を見直すことから学習がスタートするのです。

 ここで一句「どうぶつの 仲間の言葉 探す秋」

2022年9月27日 (火)

地層見学

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 6年生,理科の学習で「地層見学」があります。地層には大きく分けて「川や海など水のはたらきでできる地層」と「火山のはたらきでできる地層」があります。種子島は海に囲まれています。水のはたらきでできた地層がたくさん見られます。

 なぜ水のはたらきでできたことが分かるかというと,地層に含まれる小石の角が丸く削れていることや,砂,粘土の層が見られるからです。

 一番近くの地層までは徒歩で行きが30分,帰りが40分かかります。子供たちは季節の変化や楽しいおしゃべりをしながら歩きます。お気に入りの石や塊を見つけて学校に帰りました。楽しい時間でした。

ここで一句「地層掘る 化石はないかな 秋の風」

楽しい運動会!

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 9/25(日)は本校の運動会でした。今年は校区の皆様の力をお借りして,写真のような緑門を作っていただきました。子供たちは「わ!ちくちくしてる。」「すごいな。」と興味津々でした。運動会の雰囲気が盛り上がりました。

 開会式から閉会式まで,小規模校のよさを生かした楽しい内容が続きました。親子の結びつきを感じる場面,わが子の成長を肌で感じる場面,歯ぎしりが聞こえてきそうな勝負の場面…。

 来賓の方々も40名近くいらしてくださり,運動会を盛り上げてくださいました。来賓種目に参加もしていだたきました。

 皆様のおかげで楽しい運動会を行うことができました。ありがとうございました。

 ここで一句「吾子が駆け わが心駆け 運動会 :秋澤 稔」