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中種子町立南界小学校

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2022年6月

2022年6月16日 (木)

言語活動

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 「言語活動」という言葉があります。学校で学習指導する上での要領を書いた学習指導要領にはっきりと明記されています。どちらかというと流行的な取り扱いと思われがちですが実際はこの「言語活動」という言葉や考え方の歴史は古いです。

 戦後,アメリカから「ユニットラーニング」(単元学習)という考え方が輸入されたところから始まります。西尾実教授がその考えを日本に定着させました。単元とは子供が興味を示した内容を一塊にして多角的に調べたり発表したりする学習のまとまりです。この中で必ず使わなければならないのが言語です。調べる上で読んだり書いたり話したり聞いたりしますよね。学習者の必要性に従って言語を使うことを言語活動といいます。「学習者の必要性」が肝心です。言語は使って初めて定着したり進歩したりするという考え方がベースになっています。

 子供たちの発達段階に合わせて様々な言語活動を意図的に計画し,取り組ませていくことが教師の腕であり,教科指導の醍醐味でもあります。

発達段階に応じた言語活動  ←ここをクリック!

 ここで一句「万緑の 中 先生と 子らの声」

2022年6月15日 (水)

水泳学習

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 7/1(金)の水泳大会に向けて,子供たちが頑張っています。25メートルクロール,平泳ぎ,ビート版バタ足…。

 それぞれの子供の実態に合わせて練習します。ビート版バタ足の子供たちは,顔を上げたままバタ足でビート版をつかんだまま25メートル泳ぐことにチャレンジしています。「これは,下手すると普通にクロールで25メートル泳ぐよりきついのでは。」と思いながら見ていました。

 よく頑張っている子供たちです。水泳大会ぜひ,保護者の皆様,いらしてください。7/1(金)9:25~です。荒天時などは7/5(火)に延期です。詳細は担任から連絡があります。

 ここで一句「あめんぼう 子らの泳ぎに ゆらゆらと」

2022年6月14日 (火)

チャレンジかごしま

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 「チャレンジかごしま」に取り組みました。写真は「二人でサッサ」という種目です。

 反復横跳びをするのですが,二人組になって手をつないで行います。つまり片方が早すぎても遅すぎてもいけない…ということです。

 協調性を養うにはもってこいの競技ですが,子供たちは四苦八苦していたようで「ほい,ほい,ほい,ほい…あっ!もっと早く!」…あららら。片方が転んでしまいました。

 見ているこちらは笑ってしまいますが,やっている方は必死のようです。

 体を動かそうと思いました。運動不足は敵です。

 ここで一句「梅雨曇り 体力つくりに 季節なし」

2022年6月13日 (月)

多様性はなぜ必要か?

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 保健関係の学びを深める朝の時間「すこやかタイム」がありました。初めに子供たちのトイレのスリッパ状況を写真で見せてくださいました。ばらばらになっていました。まったく揃っていません。そこで「トイレのスリッパをきちんと並べましょう。」と子供たちと確認しました…。ここまでなら「道徳の整理整頓」の視点で反省を促すというよくある指導ですが,今年は違いました。

 この後,子供たちに「世界中のトイレ」の多様性を紹介しました。「中国のニィーハオトイレ(隣の人が見える状況で用を足す)」「インドの,外から丸見えトイレ」「アフリカのそのまま地面に用を足すこと」…。不衛生な状況で,伝染病が蔓延していること…日本のような水洗トイレで用を足せる人は世界では3人に1人であること…。子供たちはびっくりしていました。そしてとどめに日本の優れた「浄化槽の仕組み」について話をしてくださいました。日本は恵まれた国なのです。

 アプローチとしては「道徳(整理整頓)」「社会(浄化槽・下水道)」「国際理解教育」などになりますが,子供たちの中にはそのようなカテゴリー分けはありません。トイレを多角的・多様的に理解し深める時間となりました。子供たちはきっとスリッパを並べるようになると思います。

 多様性は理解を深めるから必要なのですね。

 ここで一句「梅雨曇り トイレについて 考える」

2022年6月11日 (土)

宇宙教室

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 今日は「宇宙教室」がありました。宇宙科学技術館の職員の方,3名がいらしてくださいました。

 写真は通常の空間では60度のお湯なのですが,空気をぬいて真空にした時の写真です。シャッターチャンスを逃しましたが,この直後に沸騰しだしました。spa見ていた子供たちは歓声を上げました。沸点が気圧によって変わるのです。不思議ですね。富士山の頂上では88度で沸騰するそうです…。

 他にも真空実験でマシュマロを大きくしたり,音が聞こえなくなったり…。不思議なことがいっぱいの時間となりました。

 宇宙科学技術館の皆様,毎年ありがとうございます。楽しいひと時でした。

 ここで一句「学ぶ子ら 五月雨の音 どこへやら」

2022年6月10日 (金)

避難訓練(地震・津波)

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 本日は避難訓練(地震・津波)を行いました。

 子供たちは先生の指示に従って一言もしゃべらずに,無言でさっさと避難しました。緊急放送があってから全員が「ずらっと」並ぶまでに2分くらいでした。実に理想的な避難態度でした。避難したら先生方が校長先生に避難完了の報告をしました。

 避難後,各教室で東北大震災のビデオを見ました。子供たちは真剣な表情で見入っていました。

 気候変動等により,世界中の災害情勢が根本から変わってきています。南海トラフ沖地震の予測もなされています。生き続けるための最良策は「対抗」ではなく「順応」です。生きるために「順応の努力」をすることが必要なのですね。

 ここで一句「黒南風や 地震と津波 一括り」

 

2022年6月 9日 (木)

ようこそ,SC持留先生

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 本日は,令和4年度の本校のスクールカウンセラー「持留 健吾(もちどめ けんご)先生」がいらっしゃいました。

 元気よく,子供たちに挨拶や自己紹介をしてくださいました。

「学校生活で困ったことや悩んでいることがあったら何でもお話ししてくださいね…。」

 以前から話す,語ることの大切さについてはこのブログで綴ってきました。柔和な笑顔が印象的な方でした。

 今度は10月に来校されます。保護者の皆様に案内を出しますので,お話に来てみてください。

 ここで一句「おしゃべりは みんな大好き 梅雨の空」

2022年6月 8日 (水)

ロイロでいろいろ…

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 小学生は一人一台,タブレット型コンピューターが支給されています。その中に練習問題ソフトとして「eライブラリアドバンス」。自分の考えを整理,表現するために「ロイロノート」といったソフトがインストールされています。

 このロイロノートを使った授業を参観しました。複式学級の場合「ホワイトボード」に自分の考えを記入して黒板に貼り,説明しあって練り上げます。「ホワイトボード」に記入する時,自分の考えを改めてノートから転写します。

 ロイロノートの登場によってこのホワイトボードに関する一連の作業が消えました。子供たちの考えたノートを写真に撮り,そのまま先生経由で大型テレビに映し出すことができるのです。つまり改めて書き直す必要がないのです…。ロイロノートは他にも,自分の考えを順序だてて一枚一枚のシートに記入してつなげることができます。勝手にプレゼンテーションが作れてしまうのです。とても可能性を感じるソフトですね。

 まさに「ロイロ」で「いロイロ(色々)」できるのです。pig

ここで一句「書くよりも 打って写して 夏の朝」(今や文字は書くよりキーボードで打ったり写真に撮ったりすることの方が多いようですね。)

2022年6月 7日 (火)

プール開き

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 プール開きです。いよいよ水泳学習が始まりました。プールに子供たちの歓声が帰ってきました。

 担任の先生が張り切って子供たちを指導しています。「もっと体を伸ばさんね。」とか「壁を力いっぱい蹴るのよ。」…。子供たちは「キャー」「気持ちいい!」「うひょう!」「ムキー!」…。

 久しぶりのプール学習に大喜びでした。楽しい楽しい水泳学習ですが,一歩間違うと命の危険があります。私たち教員はそのような危険と対抗策も教えていかなければなりません。

 今年の水泳大会は7/1(金)です。自分なりの目標をたてて頑張ってほしいものです。

 ここで一句「雲の峰 水面(みなも)に刺さる 子らの指」(本村太公望)

読書週間

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 南界小学校では6/6~6/17まで読書週間です。写真は1年生の子供たちが「読書標語」を考えている様子です。

「ほんひらき たのしいきもち あふれだす」

「いざゆかん ほんのせかいへ しゅっぱつしんこう」…

 1年生の子供たちが次々と楽しい読書標語を考えていきます。気のせいでしょうか。俳句をやっているので五七五の音になれているような気がします。

 島崎藤村の三智(さんち)をご存じでしょうか。【人が学ぶためには三つの方法がある。「①人と話すこと」「②体験すること」そして「③本を読むこと」】…。本を読むためには心が落ち着いていることが大切だと思います。落ち着いた環境づくりからスタートですね。

 ここで一句「ねえ母さん この本読んで 初蛍」